私たちの人生に常にまとわりついてくるもの、それが「労働」です。
結論として、働く理由とは「お金のため」「生きるため」が基本の考え方だと思っています。
小さいころ「将来の夢は何ですか?」という質問は必ず通ってきた道かと思いますが、きらきら夢見ながら思い思いに答えたことでしょう。
その夢見心地のまま、いざその道に進んでみて「こんなはずでは」と思った経験が少なからずあったのではないでしょうか。そしてその絶望から這い上がることができず、自分の意図しない仕事に就き、生きるためだけの労働となってしまい現在に至るという状況はよくあることですから落ち込む必要はありません。しかも自分次第でやり直すこともできます。

・仕事は何のためにしているんだっけ
・やりがいのある仕事をしたい
・毎日がつまらない
お金に執着している私ですら働く理由を考えてしまうことがあるので、働く理由とこれから生きるためのものの考え方などお伝えします。
働く理由が必要な理由
お金のため
働く理由として大多数を占めるのは「お金のため」「生きるため」です。私も一番の理由だと考えています。
お金のためという理由の中には細かく様々な理由を含みます。
・毎日を生きるため
・好きなものを購入するため
・不安な老後資金を稼ぐため 等々
最低限の生活をするにしても衣食住での出費分は最低限稼ぐ必要があります。
衣食住のレベルによって必要金額は大きく異なりますが、贅沢をせず日々暮らすだけなら必ずしも週5で8時間勤務(+残業)を固定でこなす必要はないと思っています。
貯蓄の理由によっても働くモチベーションを保つ難易度が異なってきます。貯蓄の使い道が旅行など自分の好きなことに使う場合は、楽しみを想像して少しつらくても乗り越えられるかもしれませんが、老後資金のためただただ貯蓄する人生なのであれば、その時間はつらいものになるかもしれません。
しかし、考え方によっては老後は何不自由なく暮らすことができると思えば未来は明るいですから、貯蓄が前向きなものとなるでしょう。穏やかな老後のためなら頑張れます。
社会性を保つため
働くうえで社会性・協調性はとても大切なことです。家庭内では自分の意思を伝えるだけで成立できる場合があり、納得いかないことがあれば部屋に逃げ込んで中断することもできます。
しかし、社会で関わるのは他人しかいませんから、双方逃げずに相手を思いやる気持ちや寄り添うことを求められます。
頭ごなしに自分の意見を押し付けたり、怒鳴るなどこのご時世ご法度です。理性を保ち、相手にわかりやすく説明したり、また相手の意見をよく聞いて話し合うことで、社会性を保つことができるので、働く一つの理由と考えます。
やりたい仕事とやりがいのある仕事の違い
収入を軸としているか
やりたい仕事は、自分が好きな仕事をするという目標を達成したことになり、その努力は素晴らしいです。心配事として、その仕事に収入がついてきているかということです。
例えば画家になったとして、有名画家となれば1枚の絵でうん百万、うん千万といった莫大な収入を得られるかもしれませんが、今ではすっかり有名なフィンセント・ファン・ゴッホでさえ、生前はなかなか実らず死後有名となっていますから、当の本人はそれでは意味がないと思っているはずです。
やりたいこと=収入が安定している であれば誰もが羨み、こんな幸せな話はないですね。
やりがいのある仕事とは、働き始めは収入額で選んだ場合でも、働いているうちに自分に相性がよく、達成感を得られたときに「やりがい」というものを感じます。
このようにあとから良さを見出すこともあるので、様々な職種を経験するのもよいかもしれません。
やりがいがある仕事の方が継続しやすい
好きなことは嫌いにならないように趣味にとどめて仕事にしない方がよい、とよく聞きます。
たしかに、やりたいことを仕事にできた後に嫌になってしまった場合、働く理由がなくなってしまいます。その生きる希望の一つを途絶えさせないためにも、やりたいことを仕事にする前によく考えることをおすすめします。
一方、やりがいがある仕事はもともと何も思わなかった業務自体が好きになっていきやりがいを感じています。したがって、働くことに抵抗がなくなり、気づいたら続けられていたという状況になり、一番理想の形と考えられます。
少ない収入でも生きている実感を得る方法


少ない収入でも少しの工夫で豊かに暮らすことができます。
小さなご褒美をあげる
「少ない収入で生きる」と言われて、不健康な節約の日々で苦しい状況を想像しますか?
私は決して苦しいだけとは思いません。高級な食材で毎日料理は難しいかもしれませんが、工夫一つで豊かになります。
小さなご褒美の例として、1日の終わりにカフェタイムを作るのです。お店で1杯500円以上するコーヒーを買うのではなく、家でドリップすれば部屋中コーヒーの香りに満ち溢れ、一粒のチョコレートとともに頂けばリラックス空間になること間違いありません。
この時間だけはテレビや動画は消して楽しむとよりよい素敵時間になります。
数か月単位で目標を立てる
少ない収入で生活となると自炊は必須です。できるだけ節約して献立を考えることが苦にならない人は問題ありませんが、働きながらの自炊はとても面倒ですよね。
たまには気になっている少しお高めなイタリアンのお店に行きたいとして、数か月先まで予約でいっぱいの状況は、すぐに食べられないと落胆するのではなく、逆に目標にできるチャンスです。
目標のために自炊や節約を頑張るぞというメリハリがついて、活き活きした生活となるでしょう。
ミニマリストに挑戦する
少ない収入で豊かに生活する方法として、ミニマリストに挑戦してみるのもよいかもしれません。ミニマリストというと部屋に一切モノがなく、気合が必要と考える人がいるかもしれませんが、ここでいうミニマリストはそこまで切り詰める必要はなく、それぞれの考え方で取り組んでみてほしいです。
私の経験では、断捨離の動画を見ると、自分の部屋を見渡してはスッキリさせたいとうずうずして、実際に断捨離を始めることがよくあります。モノをなくしてほしいわけではなく、長年使っていないものは売ったり再利用することにより、空間が生まれ掃除もしやすくなったりと家事の負担が減ることにもつながるのです。
また、生活実需品でなくても本当に欲しいものが見つかったら、モノを大切にすることを覚えた人であれば、長く愛用することができます。
最後に
働くということは私たちから切っても切り離せないことですが、健康第一に労働を考え、自分に合った生活ができればそれでいいと考えます。
周りに迷惑をかけず(頼ることは迷惑ではありませんからね)、楽しい自分時間を過ごしてください。